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第三回コラム 中村 淳(フルート)

更新日:2021年2月15日



このコラムをご覧の皆様、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

本年度もカンタータクラブを何卒よろしくお願い致します。

さて、第3弾ということで今回も前回に引き続き器楽目線で、フルート専攻の中村がカンタータクラブの仕事について徒然なるまま書き連ねていこうと思います。


カンタータクラブは基本的に学生運営のサークルです。現在は指揮者、合唱指導者、通奏低音奏者、全てにおいて学生同士が意見を交わし合い音楽を作り上げています。

世の中の多くの社会の縮図というものはピラミッド型になっておりますが、このカンタータクラブも例外ではありません。

位に上も下もある訳ではないですが、強いて言うならば部長&副部長、演奏委員会、役員、部員という4構造になっています。

今回はそれぞれの仕事内容をざっくり見ていこうと思います。


【部長&副部長】

そのままです。部の代表です。

役員の総括や顧問の先生、学校との連絡などが主な業務です。また様々な業務の責任をになっています。歴代の部長副部長は今も音楽現場で活躍されている方がほとんどです。


【演奏委員会】

演奏会に向けて、より良いものを作り上げるために働いています。器楽と合唱を繋げる大切な委員会で常に楽譜と対話しながら音楽のアップデートを目指します。

カンタータクラブの中でも中枢の方々で構成されていて、また合奏などではリーダー的立場を担います。


【役員】

役員はさらに細分化され8つの役職があります。


☆総務

仕事内容は様々です。

まずは部員名簿の管理です。入部、退部、休部など厳密にチェックします。

次に毎年夏に行われている日光合宿の取りまとめです。参加要項の作成や会場の予約などを行います。

そして定期演奏会のお楽しみ会の計画、打ち上げなどの準備です。


☆会計

部費の収集やコンサートホールなど諸々お金の管理をします。

人数が多いカンタータクラブの会計は大変です。


☆渉外

毎年お世話になっている方々への招待状の作成や外部との連携を行います。

協賛などもこちらからとります。


☆広報

部活動の様子を広報します。このホームページも広報係が作成致しました。

他にもSNSの運用や、定期演奏会ではチケット販売も担当します。

この文章を書いている僕はこの係です。


☆場所

その名の通り練習室の確保です。学校内での練習がほとんどなので毎月の申請が必要になります。またチェンバロやオルガンを使用するので古楽科の先生方へ年度始めの挨拶も行います。


☆印刷

演奏会ごとのチラシ・プログラムの編集、印刷、管理が主な仕事です。その他必要に応じて、楽譜以外の印刷物全般を請け負います。


☆楽譜

楽譜の準備、製本をします。

カンタータの合唱スコアは何枚もあるのでそれを1つずつ準備します。


☆書記

会議などの書記をします。


一般的な大学のサークルもこのように細分化されていると思いますがカンタータクラブではどの役員の仕事も一つとして欠けてはならない大切な業務です。

また自主的な演奏会を行う時や卒業後活動していく上で避けることの出来ない事務作業を学ぶ経験の場にもなります。

自分自身もこのサークルを通して様々な裏方作業を学ぶことが出来ました。そして何より、裏方の仕事があってこそ演奏会は成り立ちます。

今はまだ厳しい情勢が続きますが、少しでも早く皆さまに演奏が届けられますように...




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